(放送日:2019年8月25日/投稿恐怖体験談SP)
沖縄県Fさんの友人さんからの投稿です。
私の友人Fさんが高校時代、今から40年位前の話です。
Fさんが通っていた学校は、第二次世界大戦の頃、陸軍病院が建っていたという跡地にあります。
そういった土地柄もあり、校内にはいろいろな幽霊話などがあり、他校の生徒にも不気味がるほどでした。特によく聞いたのが、グラウンドに青い目の少女の霊が立っている、というものだったそうですが、Fさんは見たことはなかったそうです。
サッカー部だったFさんが2年生の頃、学校で合宿があり、他の部員達と参加していたそうです。
今も昔も、夜の学校にいるとやりたくなるのが肝試し。Fさんと友人二人の仲の良い3人組は、学校ないのトイレで肝試しをすることにしました。
昔のトイレは、今とは違って、男子トイレ、女子トイレが綺麗に分かれているわけではなく、同じスペースの中を簡易的な板で仕切っているだけだったそうです。
男子側のトイレに、じゃんけんでひとりずつ入っていくことになりました。その結果、Fさんが最初にトイレに入ることに。
トイレには個室が2つあり、ひとつずつ、その扉をあけ中を確認してから戻るという簡単なものでしたが、真っ暗なトイレに一人で入るのは結構勇気がいることです。
まずは、手前のドアに手をかけて恐る恐る開けてみたのですが、当然中には誰もいません。ほっとして、次のドアも開けました。
すると、個室の中に、ぎょろっと光る二つの目があったのです。Fさんは驚き声も出せなかったのですが、その光る眼を持つ何者かは、勢いよくトイレから飛び出して走って出て行ってしまいました。
あっけにとられその姿を見ていたのですが、その場にいなくなってから、慌ててトイレから友達のいる外へと逃げ出しました。友達に今の話をしようとすると、友達もあっけにとられたような顔をしています。
二人とも、いまFさんが見たのと同じなにかが、トイレから走り去っていくのを目撃していたのです。
その、何かは光る眼の高さから考えると1メートルくらいの体調だと思われました。なので、犬や猫が飛び出してきたわけではないというのがわかります。真っ暗であったため、異様に光る目だけが見えたのですが、その全容を誰もはっきりと、見ることはできず、体調1メートルくらいの何か。としかわかりませんでした。もちろん、人間の子供ではなかったといいます。
40年経った今でも、Fさんはあの日見たものがなんだったのか分からないといいます。しかし、自分以外の友達が二人とも見ていることから、夢や見間違えだったとも考えにくいのです。いったいなんだったのでしょうか…
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